水と油、正反対の二人の女。一方は、生真面目で人助けに生きる弁護士。他方はとびきりのジコチューで人の好意を金に換えて生きる詐欺師。二人はいわばコインの裏表。同い年の親戚であったことから、弁護士・石田徹子(黒木瞳)は詐欺師・小谷夏子(鈴木保奈美)の依頼で働く羽目に陥る。夏子の仕掛けはいつも中途半端でトラブル続きで、その尻拭いは徹子の役目。二人は二十年にわたる腐れ縁を続け、やがて互いになくてはならない「戦友」になっていく。とんでもないがどこか憎めない女・夏子と、その「被害者」たちとの間に入るうちに、お金や裁判での勝利より大事なものがあることに気づく徹子。人生は思い通りにならないが、捨てたものではないし、日々を懸命に生きる価値があると。「面白くてやがて哀しき」人々の織りなす人生模様が胸を打つ。
鈴木保奈美を観ただけで、得した気持ち(笑)
好きじゃないけど、時代ネ時代。
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