【最後の命】

2016年5月6日 映画
幼少期に凄惨な事件に巻き込まれた明瀬桂人と冴木裕一。大人になった桂人は事件の記憶に苛まれ、人と肌を重ねる事に穢れを感じる様になっていた。目的無く続けるフランス文学の翻訳作業。顔見知りのデリヘル嬢。心を病み入院をしている同級生で恋人の香里との電話。最低限の人との関わりの中で生きる彼の元に、冴木から高校を卒業して以来の連絡が届く。「俺だけど、冴木だけど。久しぶりに会わないか?」そして…。二人が再会した夜、桂人の部屋で顔見知りのデリヘル嬢が殺された。取り調べを受ける桂人に刑事が告げた「冴木裕一を知ってるね。奴は婦女連続暴行で全国指名手配中の容疑者だ」。幼少期に巻き込まれた事件の時、冴木はあの光景に何を感じ、あれから何を抱えて生きてきたのか。そして何の為に桂人に会いにきたのか。満たされた高校生活を送っていた様に見えた、あの頃の桂人、冴木、香里の三人。彼らは、ずっと心の闇を、人に気づかれない様に生きていた。一つの殺人事件によって、心の奥に隠してきた歪んだ彼らの人生が炙り出される――。



重い…

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