ある日の夕方、駅のホームに立っている中年男・藤本。たまたまその場に居合わせた女・加奈と男・
翔太は、藤本が列車に飛び込もうとしていると感じ、咄嗟に突き飛ばす。しかし、藤本は死ぬつもりなどまったくなかったと言い、ふたりを強く非難する。ふたりが、藤本が死のうとしていると感じたのには訳があった。翔太と加奈には互いに人には言えない心の傷があったのだ。それでもふたりの距離は少しずつ近づいていく。そして、それぞれの家族――加奈はその両親と祖母の4人家族。翔太の方は父と祖父の男三人所帯。どちらも一見普通で、それほどの苦労も抱えていないように穏やかに見える。しかし、それぞれの登場人物には心の傷があり、家族にも言えない秘密があった。

 
 
いかにもいかにもの山田太一の台詞オンパレード。
好き嫌いはあるだろうけど、私には心地良い。
頭の中を、国広富之と高橋ひとみがグルグル(あの独特な台詞が、私の中ではコノ二人なの@ふぞろい)
 
 
そして、登場人物みんな、心に傷を持っていて
私の奥底の心の傷にグサグサ刺さる。
これは結構、キツかった。涙腺緩むし。

 
一見フツーに見える家庭でも、実は……の部分があって
そんなトコにも共感したなぁー。
家族であっても、ダレしも誰にも踏み込まれたくない秘密を持っているってトコ。
 
桂の恋愛が終わってからの喪失感が切なくって、自分に重ねてしまった。
娘・加奈に話したのもちょっと驚きだけど、あの家族関係なら……アリ……かなぁ~?
 
 
とても見ごたえのあるドラマだった。

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